1947-10-14 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第17号
戰争のさなかであつた關係上、素朴なる地方の農民も、戰争に勝たんがための発電所をつくる前提としてのダムなりというような意味において、心ならずも壓迫をされ、また戰争に對する理解の上からも、涙をのんで両村の關係農民はダムつくりに餘儀なく賛成せざるを得なかつたのであります。あたかも往年の大河原村におけるような悲劇がこの二つの村に発生してまいりました。
戰争のさなかであつた關係上、素朴なる地方の農民も、戰争に勝たんがための発電所をつくる前提としてのダムなりというような意味において、心ならずも壓迫をされ、また戰争に對する理解の上からも、涙をのんで両村の關係農民はダムつくりに餘儀なく賛成せざるを得なかつたのであります。あたかも往年の大河原村におけるような悲劇がこの二つの村に発生してまいりました。
もちろんこれらの委員會の組織等につきましては、きわめて民主的に關係農民の支持によるところの人を委員に選擧するのでございますが、これらの民主化されたところの農業調整委員會によりまして、各農家に對するところの生産の目途の割當、その他につきまして運用をいたしてまいる。こういう考えでございます。